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43、オトナの事情~ver.HongLang~

なんだろう、なんだか少し心配だ……。
恐らくどこまでも社交的なだけなのだろうが、
どうにも手の早そうな印象を受ける赤い軍服姿の戦士に荷物を持ってもらい、
何やら雑談を交わしながら連れ立って去る幼馴染の背中を見送る。

あ、どうも初めまして。知り合いの方はこんにちは。
俺はエルフ族の旅人として世界を巡っている者で、職業は弓師……と言いたいところですが、
幼馴染のお目付け役兼胃袋管理人の方が、世間的には通用します。ホンランです。どうも。

「どうせあの様子じゃ、ろくに食事の用意もしてないんだろうし……」

恐らくこんな事を言う俺にも問題があるとは思うんだが。
去って行った幼馴染というのは、俺と同じくエルフ族で、
外見だけで人をだませる眉目秀麗な精霊師……とは名ばかりの、
羽根のついた魔導師と言っても過言ではない戦闘精霊、榧である。
俺が榧と出会ったのは、もう随分昔の事だ。
父の仕事について訪れた村に住んでいた、彼とその保護者が、
そのうち俺の村に越してきてすっかり仲良くなり、
気が付いたら幼馴染として長い時間を過ごしていたのである。
出会ったころの榧は女の子のように愛らしく、
丸くてちっこくて身長なんか俺の腰くらいまでしかなくて、舌っ足らずの口達者で、
もー、ホントとにかく可愛かったのに、どうしておっきくなっちゃったんだ……。

(榧がひもじい思いをしたら、俺があの人に怒られるからな……これは過保護じゃないぞ、うん!)

榧も今となっては立派(?)な冒険者である。
俺の手助けがなくてもちゃんとやっていけるとは思うが、
榧を置いて一足先に旅立った榧の師匠から世話を頼まれているから、
どうしてもほっておけなくて今に至る。

(よし、様子を見に行こう)

俺はいろいろと自分に言い訳をして、榧の活動拠点である城南の宿を目指した。


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